2024/01/11

鬼すべ 上町町内

 

令和6年1月7日(日)上町天満宮で福岡市無形文化財に指定されている鬼すべ行事が開催されました。 1834年から190年もの長い間続けられてきた伝統行事です。 

鬼すべとは、鬼を燻べる(いぶす)からきています。



鬼と「鬼おし」「横付き」と呼ばれる青年が「鬼じゃ・鬼じゃ」の掛け声とともに鬼を押し合いながら、鬼待ち受け場所を周ります。 





鬼の後には烏帽子・白装束の子ども達が、鐘や太鼓を叩きながら続き、ホラ貝の音も勇ましく移動します。





一行は各接待所でお神酒をいただき、子ども達はお菓子をもらいます。
しかし子ども会加入の子も減少し、行列の維持が難しくなっています。 子ども会に入れば楽しいこといっぱいありますよ。(筆者は玄洋校区子ども会育成会会長です。)


酔いが回った一行は境内に戻り、青松の枝や注連縄飾りなどで焚かれた火の中に飛び込みながら、鬼蔵に入り終了します。
鬼蔵入りした後は「替えましょ」に掛け声が変わり、鷽替えを行います。




鬼役の方です。

やさしそうな鬼ですね。







今宿タイムズにも載ったお宝です。

3年ほど前、倉庫整理している時に見つかった、武田信玄と上杉謙信の川中島大合戦の灯籠絵です。 福岡市博物館に寄贈されましたが、第35回新収蔵品展で1月28日まで展示されています。